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日本における物流活動において、トラック輸送は、貨物輸送の約9割(トンベース)を占めており欠かすことのできない輸送手段です。
トラック事業のうち、不特定多数の荷主から集荷した貨物を起点及び終点のターミナルで必要な仕分けを行い、そのターミナル間で幹線輸送を定期的に行う事業を「特別積合わせ貨物運送事業」(特積事業)といいます。
全国から北海道に輸送される貨物は、この特積事業者が大型トラックで幹線輸送し、さらに小型・中型トラックに積み替えて配達し、逆に、小型・中型トラックで北海道各地から集荷された貨物を本州方面に大型トラックで幹線輸送します。
この特積事業者が行う 集荷-幹線輸送(運行)-配達といったシステム化された貨物輸送には、幹線輸送するトラックと集荷、配達を行うトラックとの間の貨物を円滑に積み替えするための中継基地が不可欠になります。
トラックターミナルとはこの中継基地としての役割を担う重要な物流施設で、輸送の速達化や効率化はもとより、渋滞の緩和など都市部の交通環境の改善に貢献します。